第44回日本神経放射線学会 会長 加藤 庸子 (藤田保健衛生大学坂文種報コ會病院 脳神経外科 教授) |
第44回日本神経放射線学会を開催の名誉を賜り、歴代の会長の血のにじむ、ご薫陶、本学会の前進に貢献されましたことをここに改めまして感謝申し上げます。
今回、テーマを「ここまで解る脳機能と形態、そしてその応用」とさせていただきました。
本会は脳神経外科、神経放射線、神経内科、又この領域を助けていただくコメディカルの方に明日からお役立ていただける内容を多数考案いたしました。
最新の診断機器の目覚まし進歩の恩恵に伴い、治療の開発や脳、神経の機能温存、再生に向けて、各方面から発表していただき国際的にも本領域をリードする日本の誇るべき質の高い内容の会 を目指したいと考えております。英語での国際セッションも設けております。
将来この領域を発展していただくべく、若手の先生を対象とした若手セミナー、読影のコツなどのセッションを通して、若手の育成にもお役に立てるよう工夫を施してあります。
機器開発やメーカーセッション、周辺環境の整備やサポートに携われる方からの発表も予定しております。
また、世界の脳血管障害をリードされるカリフォルニア大学サンフランシスコ校のMichael Lawton教授をお招きする予定としております。先生には幾つかのセッションでお話しいただくことになっております。
最後に本学会で洗練されました質の高い画像が患者様の治療、QOL向上に繋がることを願って皆様のご指導・ご鞭撻をお願い申し上げる次第です。
桃花の名古屋の散策なども楽しんでいただきながら、日頃の皆様の画像との関わりをさらに深めていただければ有り難く存じます。