この度、第13回日本臨床医療福祉学会を開催させて頂くことになりました。大変光栄に存じます。会期は平成27年8月27日(木)〜29日(土)で、27日(木)はANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋で、28日(金)、29日(土)は名古屋国際会議場で開催いたします。
本学会は、医療・福祉に携わるすべての職種の方々の参加を得て、意見交換や議論を深めることにより、臨床医療・福祉の水準を高め、広く市民の啓発と普及に貢献し、併せて各団体組織との連絡協議や提言を目的としています。今回のテーマは「先進的地域包括ケア 〜その地域にふさわしい医療福祉の姿〜」としました。
現在、国は団塊の世代が75歳以上となる2025年を目途に、重度な要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される地域包括ケアシステムの構築を進めています。しかし、退院後の在宅医療の根幹をなす「地域包括ケア」の現場では専門医療・介護職の人材不足、不十分なケア体制、地域包括ケアのモデルとなるサービス体制や施設の不在など多くの問題を抱えています。また今後、認知症高齢者の増加が見込まれることから、認知症高齢者の地域での生活を支えるためにも、地域包括ケアシステムの構築が急務です。そのため、この学会を通じてその地域にふさわしい包括ケアを構築させるため医療、福祉に携わる職種の意見交換ができる場となればと考えております。
プログラムは、オープニングセミナー、海外招請講演、教育講演、シンポジウム、ランチョンセミナーをリハビリ、看護、地域など幅広い分野から講師をお招きしてご講演頂く予定です。
今回の日本臨床医療福祉学会が医療・福祉のさらなる発展・向上ができますよう、また、ご参加頂く皆様へ実り多い学会となりますよう関係者一同鋭意準備・運営する所存でございます。
何卒、皆様のご参加お待ちしております。
第13回日本臨床医療福祉学会
学会長 金田 嘉清
(藤田保健衛生大学医療科学部) |
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