ご挨拶
このたび、日本看護診断学会の皆様、並びに多くのご関係者のご支援・ご協力をたまわり、第25回日本看護診断学会学術大会を2019年7月6日(土)・7日(日)の2日間にわたり、名古屋国際会議場で開催することとなりました。名古屋は、1995年第1回大会(松木光子大会長)が開催された地でもあります。四半世紀の節目となります大会を、再びこの名古屋の地で迎えられることを感慨深く思うと同時に、大変光栄に思っております。
さて、本学術大会のメインテーマは「ことばで示す、看護のかたち」といたしました。テクノロジーのさらなる進歩とともに、少子超高齢化・人口減少が押し寄せる社会において、看護職に寄せられる期待は益々大きくなってきています。これに応えるために、看護職が提供する看護実践は、最良のサービスとして存在していく必要があります。これは、専門職としての判断や行為は何であるのか、さらに最終的に届けられる成果が何であるかを、明確に示すことが求められることでもあります。それには、ことばの助けなくしては応えられません。そこで、日頃、看護について、教えること、提供すること、また創ることに取り組んでいる皆さまとともに、ことばがもっている力を活かし、次なる時代に看護のかたちをどのように示し、つなげていくのか広く考え、学びを深めていきたいと考えております。
本大会では、特別講演、教育講演、交流集会、チュートリアル、一般演題等を通して、参加される皆様にとりまして、有用な学術交流、情報交換や討議の機会となりますよう、準備を進めて参ります。
熱田神宮の門前町として、また名古屋城の城下町として繁栄してきた名古屋の地は、古くからものづくりの技術と精神を受け継ぎながら発展し、同時に独自な食文化も作り上げてきました。学術大会後は、名古屋ならではの食も味わっていただければ幸いです。
多くの皆様のご参加を心よりお待ちしております。
第25回日本看護診断学会学術大会
大会長:本田育美
名古屋大学大学院医学系研究科