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ご挨拶

日本区域麻酔学会 第8回学術集会
大会長 中塚 秀輝
川崎医科大学 麻酔・集中治療医学1 教授
会長

「日本区域麻酔学会 第8回学術集会の開催にあたって」

この度、日本区域麻酔学会 第8回学術集会の会長を仰せつかりましたことは、誠に光栄に存じます。会員の皆様には心より感謝申し上げます。

今回の日本区域麻酔学会 第8回学術集会は2021年4月9日(金)・10日(土)に岡山市の岡山コンベンションセンター(ママカリフォーラム)にて開催させて頂きます。新型コロナウイルス感染症が落ち着かない状況ですので、現地開催に加えて勤務先または自宅でWeb参加いただけるようにハイブリッド開催として準備いたしました。11日(日)には同会場でJ-RACEを控えておりますので、現地でも安心してご参加いただける環境を提供できることを念頭に会場を設営いたします。

学会のテーマは、「現(原)点回帰」としました。日本区域麻酔学会は2014年に、超音波診断装置の発展に伴い区域麻酔を活用したmultimodal analgesiaによる周術期管理および痛みの治療の重要性が注目され始めた中で設立されました。7年が過ぎ、現在は超音波ガイド下末梢神経ブロックが当たり前のように広く行われています。今回は第1回学術集会と同じ岡山で開催となりました。会場も同じとし、初心に返って現在の状況をしっかり見極め、これからの区域麻酔の方向を考えるには絶好の場所と考えております。

特別講演としましては、脊髄くも膜下麻酔、硬膜外麻酔の位置付けを見直す機会と考えご講演をお願いいたしました。またシンポジウムでは、体幹のブロックに焦点を当てて企画いただき、無痛分娩と合わせて、これまでの経過と今後の発展の中でわれわれの麻酔臨床にどのように組み入れていくかなど情報交換の場を提供できればと考えております。

ハンズオンワークショップにおきましては、区域麻酔指導医資格認定に必要となりますので、単位認証に関しまして学会で検討していただいております。高知での第6回学術集会のように単位を座学講義と実習とを分けて取得が可能な方式とし、座学講義をオンデマンド視聴することで座学講義単位を取得可能といたしました。今後行われる学術集会や地域のセミナーにおける実習単位と合わせて、認定申請時のハンズオンワークショップ単位取得が可能となる方式を考えていただいております。

新型コロナウイルス感染症はまだまだ予断を許さない状況が続いております。現地で開催できるかどうかの迷いの中での準備となり、会員の皆様へのご連絡が大幅な遅れとなり多大なるご迷惑をお掛けしました。この場をお借りしてお詫び申し上げます。

Web開催にわれわれも少しずつ慣れてまいりましたが、何名の先生に現地参加頂けるかなど手探り状態での開催になります。会場でもWebでも自由にご参会いただき、会場の感染対策も含めコロナ時代の学会の形に関しても皆さんで議論いただきたいと考えております。

会員の皆様の御協力、よろしくお願い申し上げます。

謹白

2021 年 3 月吉日

事務局:川崎医科大学 麻酔・集中治療医学 〒701-0192 岡山県倉敷市松島577 TEL:086-462-1111 FAX:086-462-1199
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