会頭挨拶
第17回加齢皮膚医学研究会 会頭 渡辺 大輔(愛知医科大学皮膚科学講座 教授) |
高齢化から超高齢化社会を迎える我が国で,加齢皮膚科学は皮膚科学の中でも重要な領域の一つであり,歴史を重ねてきた本研究会も益々その意義は高まっていると考えます.
今回の研究会では,恒例の加齢皮膚医学講座では,日本福祉大学スポーツ科学部准教授の西村直記先生に「発汗障害を伴うパラアスリートの暑熱対策(仮)」を,また群馬大学皮膚科 教授の茂木精一郎先生に「早老症の臨床と病態について(仮)」について,ご講演を賜る予定です.また,特別講演として国立感染症研究所 インフルエンザウイルス研究センター センター長の長谷川秀樹先生に,新型コロナウイルスワクチン開発の最新状況についてご講演いただきます.例年どおり,ロート賞受賞記念講演に加え,共催セミナーも企画しました.そして何より会員皆様からの一般演題の充実が研究会として最も重要であると考えております.
新型コロナウイルス感染症の状況は予断を許しませんが,出来るだけ安全に配慮した上で,皆様が安心して参加できるようなような学会を教室員一同精一杯準備していきたいと考えております.
8月の名古屋は残暑真っ只中ではありますが,名古屋城,リニューアルされた名古屋テレビ塔と久屋大通公園,また様々な「名古屋めし」を楽しんで頂きたく,多くの先生方のご参加を心からお待ち申し上げます.