第138回東海産科婦人科学会

ご挨拶

産婦人科の医療崩壊がマスコミに取り上げられる機会も減ってきており、産婦人科の医師不足は危機を脱したかに思えますが、目標の年間500人の新産婦人科医師は確保できておりません。サマースクール、スプリングフォーラム、プラスワン企画等を通じて日本産科婦人科学会はリクルートに尽力してきました。しかし、切迫した財政状況のためプラスワン企画への日本産科婦人科学会からの財政援助は打ち切りとなりました。第138回東海産婦人科学会としては研修医、専攻医のためにハンズオンセミナーを継続し、さらに専攻医教育の為のセミナーを3本、ランチョンセミナーを2本、イブニングセミナーを2本企画しました。また、専門医や指導医になられている先生方のために、共通講習として医療安全の講習会と指導医講習会も企画しております。産婦人科専門医取得や更新のために必要な単位を取得できるよう工夫いたしました。

初日の3月10日(土)には情報交換会も準備しております。東海6大学の先生方が大学の枠を超えて懇親できる貴重な機会でございますので、奮ってご参加をお願いします。

本学会が2015年より2日開催となり、以前の学術講演会から講習会を含めた会員の教育の場として根付いてきたように思います。会員の皆様のご意見を取り入れながら本学会が実りあるものになるよう今後も改善を進めてまいります。

第138回東海産科婦人科学会 会長
吉川 史隆
(名古屋大学医学部産科婦人科 教授)