大会名: | 第39回日本死の臨床研究会年次大会 |
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大会テーマ: | 自分らしく逝くために〜清流の国 岐阜で語ろう〜 |
会期: | 2015年10月11日(日)・12日(月・祝) |
会場: | 長良川国際会議場 / 岐阜都ホテル |
大会長: | 西村 幸祐 (JA岐阜厚生連 岐北厚生病院緩和ケアセンター) 澤井 美穂 (公立学校共済組合 東海中央病院看護部) |
実行委員長: | 石黒 崇(岐阜市民病院 緩和ケアセンター) |
このたび、来る2015年10月11日(日)〜12日(月・祝)に岐阜市の長良川国際会議場にて第39回日本死の臨床研究会年次大会を開催させていただくことになりました。
本研究会は、死の臨床において患者とその家族に対して真の援助の道を全人的立場より研究していくことを目的に、1977年に創立されました。
高齢社会と多死社会、様々な災害や事件、多様化する価値観を背景とし、「死」については「臨床」という医療・看護・介護の現場に限らず、
近年はあらゆる死について様々な思索・議論が広くされていると感じます。Memento mori(死を思え)というラテン語の諺は、
元の刹那主義的な意味合いから変遷し、“「死」に思いを致す事は、よりよい生を送ることにつながる”といった意味合いをもっていると言われます。
そしてよりよい死のあり方、ひいては生き方を求めて、医療・介護・福祉だけではなく、教育・芸術・文学・エンターテインメントなど、
様々な分野でかつてない大きな関心をもって情報発信・交流がなされる時代に至っています。また、人生の充実・黄金期に限らず、
豊かな「死の教育」が子供たちの中にも浸透していく必要性も語られるようになってきました。今を生きる私たちが、
死について無関心のままで生活することは、不可能とさえいえるかもしれません。
このような時代の流れと関心を汲み取り、今回の年次大会テーマを「自分らしく逝くために〜清流の国 岐阜で語ろう〜」といたしました。
参加者の方は、普段は苦しみを抱える方々の前で、援助者としての役割を担うことが多いと思います。
今回は、立場を交換して、参加者の方が自分の死を考え、どのような人生の終生期を迎えたいか語っていただき、耳を傾けることに焦点を当てたいと思います。
その語りの中から、いかに援助の道を模索していくかということについて、新たな視点を得ることができれば本会開催の意義を確認することができると考えます。
年次大会ではテーマに沿って充実した講師陣を迎え、シンポジウム、パネルディスカッション、市民公開講座を行います。
特別講演では玄侑宗久氏(作家・僧侶)、石井光太氏(ノンフィクション作家)を迎え、シンポジウム・パネルディスカッション、
では「様々の医療の場での死の臨床」、「地域・在宅における緩和ケア」、「親を亡くすこどもへのケア」、「死の臨床に携わる人への教育」等をテーマに取り上げ、
多岐にわたるディスカッションを予定しております。また、事例検討16題、一般演題(ポスター発表)約200題とし、
貴重な発表と実りある討論が期待されます。39回の年次大会を迎え、“サンキュー(Thank you)”のおもてなしで、大勢の方々のお迎えしたいと思っております。
大会長:西村 幸祐 (JA岐阜厚生連 岐北厚生病院緩和ケアセンター)
澤井 美穂 (公立学校共済組合 東海中央病院看護部)
公立学校共済組合 東海中央病院
〒504-8601 岐阜県各務原市蘇原東島町4-6-2