イラスト作者の想い
このポスターのお話しを頂いた時、何を描こうかたくさん悩みましたが、患者である僕が絵で伝えられる事は何かを考え、今の感謝の気持ちと願いを素直に表現する事にしました。
生まれてすぐに病気を発症しましたが、診断がついたのは8歳の時でした。
県外の病院を転々とし、とても大変でしたが、それだけ多くの先生方に出会い、お世話になりました。
毎日痛みがあり、立つことも出来なかった自分が薬のお陰で今は痛みもなくなり、歩くことが出来るようになりました。
薬を使えるようになるまでに色々な事がありましたが、本当にたくさんの人のお陰で薬が使えるようになり、僕だけでなく家族も落ち着いて生活ができるようになりました。
絵のモデルは、実際の自分です。
普段は電動車いすを使用していますが、自分の足で立っている僕です。
その隣にはお世話になっている先生、そして製薬会社の人と家族です。
バックには京都らしい風景を描きました。
僕はいつもたくさんの人に支えてもらい元気に過ごせているので、他の患者さんも先生方も研究して下さる先生も製薬会社の人もみんなが笑顔で元気に過ごしてくれたら嬉しいなと思い、そんな願いと感謝の気持ちを込めてこの絵を描かせて頂きました。
菴 連也